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2013/01/17 いつか来る“その時”

阪神・淡路大震災から18年。
それまで神戸には大きな地震は発生しないという通説があった。
当時は誰もがこの根拠のない“安全地帯”という安心感に
疑問を持った人は少なかったのではないかと思う。
しかし、それは一瞬にして崩壊する結果となった。

毎年、厳寒期を迎えるこの頃になると“あの瞬間”が思い出される。
1995年1月17日午前5時46分52秒。
震災の詳細は内閣府の防災資料として公開されているが
http://www.bousai.go.jp/1info/kyoukun/hanshin_awaji/earthquake/index.html
数字からだけでは見えない現実も数多くある。

TVの取材ヘリが移す映像を見たときに言葉を失った。
高速道路やビル、マンション、病院、住宅の倒壊。
線路は信じられないほどに曲がり、断線し、車両は脱線。
市街地のありこちで火災が発生し、黒煙が吹き上げている。
到底信じられない光景が次々と映し出され現実味が感じられなかった。
しかし、それはまぎれもなく6400名以上の命を奪った地震災害であった。

気象庁の統計資料によれば
明治以降、日本付近で発生した地震で最大震度7というのは
阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)と2011年の3.11東北地方太平洋沖地震だけである。
正直なところ、震度7での生存率は“その時どこにいたか?”による部分が大きい。
誰しも24時間365日の臨戦態勢は不可能である。
できることは生存確率を上げるための備えであり、心構えではないかと思う。

1月17日(木)22:00からNHKスペシャルで南海トラフの巨大地震をテーマにした
防災、減災への取り組みが紹介されるようである。
いつ、どこで、どのレベルで起きるかを正確に予測することは困難だが
一定のサイクルで繰り返されてきたことだけは間違いない事実である。
“その時”のためにも風化させないことが大切だと感じる。


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