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2013/07/27 事後対応

JR東日本がSuicaデータの提供について批判があった件で
結果的に見直しを迫られたようである。

Suica に関するデータの社外への提供について
http://www.jreast.co.jp/press/2013/20130716.pdf


特定の個人を識別できる情報を含まないため
事前の説明が不十分であったとしているが
今回の件で利用者の警戒感は強まる結果となった。
こうした事態は事前に想定できたのではないかというのが筆者の印象である。

これまでもライフログやパーソナルデータについては
ビッグデータとして利活用を大いに推進しようと考える派、つまり事業者と
自分のプライバシーには最大限配慮して欲しいと考える消費者と
この二者間の隔たりが埋まらないままに提供が始まってしまったこが
今回の根本原因ではないかと考える。

この問題はなかなかに根が深い。
プライバシーに関する感受性は人によって大きく異なるため
オプトアウトを採用しても根本的な問題解決とはならない。
事業者にとってビッグデータは十分に魅力的だが
消費者にとっては、常に“?”が付きまとう。
すでにJR東日本ではオプトアウトを受付けているようだが
今回の事後対応について利用者がどんな判断を下すか
注目の集まるところである。


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